ワークライフバランス重視で転職したいと考える看護師が職場選びで失敗しないためには、実績を重視することが大切です。
制度が整っていれば大丈夫ではないかと思うかもしれませんが、制度が形骸化していたり、利用するのが難しかったりする現場もないわけではありません。
例えば、院内託児施設があったとしても、満員で利用できないケースがあります。また、短時間勤務制度が整えられていても、現場の忙しさから判断して誰も利用できない状況になっている場合も少なくありません。
制度面は整えられていても運用がきちんとできているかどうかはわからないと考え、実態がどうなっているかを施設に問い合わせてみることが大事です。
看護師の場合、ワークライフバランスを考えるとき、残業時間や早出残業、休日出勤などがどのような状況かも気になるでしょう。
平均残業時間などは統計的に調べていることもよくあります。問い合わせて確認したり、看護師会などが発表している資料を見たりすると、実態がわかるでしょう。大まかな数がわかるだけでも転職先として良好な職場かどうかは判断できます。
残業時間などの統計データについては診療科ごとに分けてある場合もあるので、希望する診療科の情報を得られることもあります。問い合わせてみると詳細を開示してくれることは多いので、自分の希望する私生活を送れるかどうかを見極めるために直接連絡をしてみましょう。候補施設が少ないときには手間も少ないので、効果的な手段です。